#4 DTMに必要な機材
- オーディオインターフェース
- サウンドカードパソコンからのデジタル音声データを受け取ったり送ったり、音を入れたり出したり、パソコンと外部のデジタル音声信号の橋渡しをする機器です。
- ADコンバーターアナログ音の電気信号をデジタル音声信号に変換する機器です。
- DAコンバーターADコンバーターの逆で、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する機器です。
- ミキサーマイクや楽器のケーブルから入って来た小さな音を増幅します。また音声信号の交通整理をして、どこかへ出したり、戻したり、混ぜたりする、駅の様な役割をする機器です。
- ☆一体型オーディオインターフェースサウンドカードや、AD/DAコンバーター、ミキサーなど全ての機能が一つになったオールインワン機器です。はじめての方はこれを選ぶと全て事足ります。
- ※価格について音質や性能、同時に入力出来る音の数によって、価格が変わってきます。割高であるにも関わらず、宣伝だけ派手で性能が伴っていないものもありますので、メーカーや小売店員の論理に左右されない様、耳でしっかり比較して選ぶ必要があります。
- 購入できるショップ:サウンドハウスなど
- マイク
- ☆ダイナミックマイク(ムービングコイル)耐久性があり、比較的安価に製造でき、しかも性能も申し分ないマイクです。代表機種:Shure SM57/565SD、Sennheiser MD421/MD-441、AKG D-112
- ベロシティマイク別名リボンマイク。人の耳で聴いた特性に近い、ナチュラルな音のマイクです。良い音を得るには、特性の合う増幅回路が必要。風に非常に弱い。傾けて使用する事も苦手です。代表機種:RCA 44BX/77DX、WE 639B、Coles 4038、Audio Technica AT4080
- ☆コンデンサマイク微細な音の変化をはっきりと捉えることが出来るマイクで、ある程度の耐久性もあります。外部から電圧を加える必要があります。代表機種:Audio Technica AT4050、Shopes CMC-5、AKG C451/C414、Neumann U-87、Sony C-38B
- 真空管マイクマイク内にプリアンプ用の真空管を搭載したマイク。駆動用の外部電源が必要。ボーカル録音に適した、独自の豊かな音色のマイクが多い。真空管マイクとして意義のある性能を持つのは、¥50万以上の高価なマイクに偏る。代表機種:Telefunken Ela M251、AKG C12、Neumann U47/M-49/U-67、Sony C-800G
- はじめての方にお薦めするのは、Shure社のSM57というマイクです。手頃な価格ですので、これで色々と挑戦することができマイクに慣れる事ができます。その次のステップとしては、初コンデンサーマイクとして、Audio Technica社のAT4050をお薦め致します。
- 購入できるショップ:サウンドハウスなど
- 入力デバイス
- MIDI鍵盤鍵盤を演奏しなくてもDTMでの制作は可能です。しかし、その場合でも音を確認したり調整するのに、ちょっとした鍵盤があると便利です。USBで繋ぐだけなので非常に簡単。鍵盤を演奏しない方は、鍵盤数の少ないものが良いでしょう。演奏を入力する方は、鍵盤数の多いタイプ、またはピアノタッチのモデルを選びましょう。
- 外部フェーダー/ツマミ/スイッチ音を変化させるパラメータなどを、自分の手の感覚でコントロールしたい方には、外部のツマミなどが付いたデバイスがお薦めです。
- 購入できるショップ:サウンドハウスなど
- 再生装置
- モニタースピーカー音をチェックする為のスピーカー。単なるスピーカーですが、より音を詳しく聴いたり、バランス良く確かめる為に正確な音が出るスピーカーです。DTM用としては、パワード型とパッシブ型という2種類に分けられます。パワード型は、アンプを内蔵しているもの。パッシブ型は、アンプを持っておらず、別に接続する必要があるものです。はじめは全て入っているパワード型を選ぶと簡単です。
- モニターヘッドフォンスピーカーと同じ様に、音を詳しく、バランス良く確かめる為のヘッドフォンです。出来るだけ良い物を選ぶ様にしましょう。
- <ポイント>DTMが上達するには、今出ている音をしっかり確認できる必要があります。絵を描く人が、曇ったメガネをしていたら、絵を判断することができませんね?バランスが良く、細かい音まで聴こえるヘッドフォンやスピーカーが大切。確かな機種を選びましょう。[注意点]同じ機種の、番号違いの品物は、全く音が違う場合があります。同じような商品で、価格の高いものや低いものがあったりしますね。有名だったり、定評があっても、気に入ったものと同じブランドのメーカーだからと言って、その品物の違う型番を選ぶのはとても危険です。一つの製品には一つの音のキャラクターがあるので、必ず一つずつ確認して購入して下さい。
自分にあった機材を揃えたら、さっそく制作に取りかかりましょう。