#3 どんなソフトがあるの?
- DTMに必要なソフト
- (1)シーケンスソフト簡単に言えば作曲をする為の音のワープロです。譜面を使わずに作曲ができます。シーケンスソフトは、MIDIと呼ばれる演奏データを自由に記録/編集し、音楽を組み立てて行く役割のソフトです。※MIDIとは、誰にでも簡単に扱える音譜の様なデータです。例えば「ドを演奏しろ」と入力すれば「ドを自動で演奏してくれる」という様な演奏データで、譜面が読めなくても楽器が弾けなくても、パソコンやシンセに自動演奏させる事ができます。
- (2)オーディオ編集ソフトオーディオ編集ソフトは、音そのものを記録/編集するソフトです。自分の歌や演奏を録って切り貼りしたり、何かの音を貼付けて使ったり、音そのものを自由自在に操れるソフトです。
- (1)+(2) = DAWソフト「シーケンスソフト」と「オーディオ編集ソフト」が一つになったソフト。現在では、両方のソフトが一体化した大変便利なソフトが定番です。DAWとはDigital Audio Workstationの略で、全ての事が一通り出来る様になっています。このDAWソフトを手に入れてDTMをはじめてみましょう。
- どのDAWソフトを選んだら良いの?
- 現在、様々なメーカーからDAWソフトがリリースされています。様々な宣伝文句が飛び交い、一体どれを選んだら良いのか…
- こうした中、選ぶ方針には二つの指針があります。
- (1)定番ソフトを選び、同じユーザー間のデータのやり取りをやり易くする。
- (2)そのソフトにしかない、機能や性能の為に、そのソフトを購入する。
- DAWソフトもある程度成熟した分野でもあり、機能はほぼ横並びとなってきています。しかし、まだ新機能や独自機能が出て来ていますので、その部分での選び方もあります。
- (1)の基準に従った場合、レコーディング関係のやり取りでは、Pro Tools というソフトがお薦めです。理由は、MacでもWindowsでも使え、どこへでも普及しているからです。また、音楽作りの段階では、Logicというソフトや、Cubaseというソフトが便利で定番となっています。
- (2)の基準に従った場合、高音質対応であったり、独自なエフェクトや音源を持っていたり、そうした面での選択が大切になってきます。音質なら Samplitude というソフト、独自性なら LIVE というソフトなどが挙げられます。
- 当教室では「Logicでの基本制作」「Pro Toolsでの音の処理や、ファイルのやり取り」をお薦めしております。
パソコンにDAWソフトをインストールして、さっそくDTMをはじめてみましょう。